尾骨や肛門にやさしい座位

2017年08月14日 カテゴリー:病気や医療のこと

尾骨や肛門に圧迫を加えない良い座り方・悪い座り方とは、どんなものなのでしょうか?
画像を使ってご説明したいと思います。
[立位後方より]
上の画像は立っている状態の骨格模型で、青い線が坐骨の位置(高さ)でオレンジの線が尾骨の位置になります。明らかに坐骨よりも尾骨の方が高い位置にあります。
この位置関係は、座った状態でも変わりません。
[座位側方より]
背骨や骨盤を丸めて座らなければ、
坐骨がブルーの台に着地している位置よりも、明らかに尾骨の方が高い位置にあります。
次は骨盤の後方からのアップです。

やはりブルーの台に着地した坐骨よりも、尾骨の位置は高くなります。

では、次の場合はどうでしょうか?


少し見にくいですが、腰・骨盤を丸めて座ると、坐骨2点と尾骨の合計3点で荷重を支えているのが分かります。
本来、坐骨の2点で支えるべき荷重を尾骨も巻き込んでしまっているので、尾骨に圧迫を加える悪い座り方と言えます。
結論は、背骨・骨盤を丸めずにまっすぐにした座位が、尾骨には優しいという事になります。
【姿勢以外で悪い事】
柔らかいソファーやクッションなども要注意です。
柔らかい方が良いようにも思いますが、次のような事が起こります。

上の画像のように沈み込んでしまった結果、本来空いているべき坐骨ラインと尾骨との間隙(=すきま)が無くなってしまいます。
下のように固い方が沈み込みが無いのです。

固いと坐骨が痛いようであれば、坐骨の所だけにクッションとなり、尾骨には圧迫の無い円座のようなモノが良いかも知れません。
ただし、円座やそれに類似したモノの中には、非常に高価すぎるモノもありますので、良くネットなどで調べてから使用される方が良いと思います。
また、ご自身でタオルなど何かを工夫して、オリジナルのカバー方法を見つけられるのも良いと思います。